マネジメントと心理学、ときどきセキュリティ

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世界の超一流に学ぶ ズバ抜ける力

要約

この本では、世界的な企業でも圧倒的な成果を上げる人材に共通する能力であるについて語られています。一番大きなところで言うと、ずば抜ける人材には共通して『インプロ力』と言う力があります。インプロ力とは「たとえ想定外のことが自分の身に降りかかっても、動揺せずに、冷静に頭を働かせて、そしてその場でベストな解を導き出す野力」と定義されています。世界には正解のない課題が溢れており、それにいつ直面しても、仮説をもとにその場で最もベターな答えを見つけ出さなければなりません。

そして、その『インプロ力』の背後にある20の要素に関して、まとめたのがこの本なのです。

学び

基礎+基礎+基礎+・・・=究極の応用

「ずば抜ける」という言葉を聞くと、なんとなく突拍子もなくすごいノウハウや、テクニックの方に頭が行ってしまいます。超一流の偉人たちのすごい面しか見ていない我々は、何かその成功には秘密があるのではと思ってしまいます。しかし、超一流となるためにはそのような飛び道具は絶対に必要なく、徹底的に基礎を学ぶことが重要であるとこの本では語られています。その代表的はアメリカのダンサーのこのエピソード。

1950年代にハリウッドのミュージカル映画全盛期をけん引したダンスの名
手にフレッド。アステアという人がいます。彼はダンスとは動く技術ではなく「止める技術」だと考えました。そして、その「止める」という基本を徹底的に研究しつくしました。練習に練習を重ね、自分のイメージ通りに動けるまでになったのです。その結果、何度踊っても狂いのない完壁なダンスを完成させました。
特に当時のタップダンスは、映像と音を同時に録画することができませんでしたから、まずダンス映像を撮影し、次にその映像につけるためのタップの「音」を録音するために再度踊ります。こうして、映像に音をつけていくのです。通常は、画像と音に多少ずれが生じてしまうため、何テイクも音を録り直す必要がありますが、彼の場合は違いました。アステアは一度で映像と音がピタリと合ったのです。つまり、毎回、確実に同じように踊ることができる、ということです。それは何度行なっても同じでした。
高度な技術ですね。身体を定位置でピタリと止めるためには、体幹が完壁でないと不可能です。中途半端な鍛え方では中心がぐらついてしまうため、アステアの踊りについていけない女優さんは大勢いたそうです
そういう意味でも、アステアはプロ中のプロだったと言えるでしょう。
きちんと止める技術を究めたからこそ、自由に動く技術も高まった。
つまり、基礎があるからこそ、レベルの高い要求にもしっかりと応えることができます。
インプロカを究めたいなら、基本を積み重ねていくことが大切です。

本質力「舞台裏」でこそ本気を出せ

この本では、目先のものに囚われずに、その奥底にある「本質」をとらえることが大切としています。それは人間であっても、物事であっても変わりません。そして人間の本質はどこに現れるのか?それは人に見られていないところだとこの本では語られています。そして、評価者はその部分をじっくりと見ているのです。

人が見ていない部分に魂を込めて、成功を修めた例として本でも紹介されているのは、「ローマの休日」でおなじみのオードリーヘップバーンです。彼女は、オーディションの際に、カットが入っても、その後満面の笑みをカメラに向かって投げかけていました。そこが監督の目に留まり、主役に抜擢されたのです。

 

この本では、アップル、スタンフォード、MITなど世界で活躍するエリートたちの実例をもとに、彼等が共通して持つ「力」を20個取り上げ、これからの人生をサバイブする方法を説きます。
Kindle Paperwhiteは読書に特化して設計された端末です。